大切なネコちゃんは健康で長生きしてほしい家族の一員です。
そのためには、予防できる病気はきちんと予防し、日常的に動物の状態を知っておくことが重要です。大切な家族のために予防できるものはしっかりと予防しましょう!


猫ちゃんの健康と幸せを第一に考え、病気の予防や治療に来て頂いたのに、病院そのものがストレスになってしまわないような病院作りを心掛けています。


待合室や診察室、入院室にわんちゃんの鳴き声、においがあることは猫ちゃんにとって非常に大きなストレス要因になります。

少しでも猫ちゃんがリラックスできる環境を提供できるように
と考えております。

 

『待ち時間のストレス回避』

  • 予約制による待ち時間の短縮
  • 待合室に猫用リラックスフェロモンの拡散器を使い猫ちゃんの気持ちが落ち着く環境作りをしています。
  • 猫ちゃん専用待合室の設置をしています。

 

 

『診察ストレスの軽減』

  • 超音波検査なども、ご家族と一緒にお受け頂き、極力ストレスがかからないよう配慮しております。

 

『臭いや鳴き声の回避』

  • 緊張しがちで、いろいろな音がしたりすると驚いてしまう
    猫ちゃんは個室の静かな環境で診察させて頂きます。
  • 猫ちゃん専用の静かな入院室を設置しております。
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    猫ちゃんとわんちゃんは同じように見えてとても違う生き物です。なりやすい病気や体の作りも全く異なります。可能な限り飼い主さまと猫ちゃんにストレス無くお待ち頂けるように、待合室は猫ちゃん専用のスペースを設けてあります。

     

    猫ちゃんはとても我慢強く、病気になっても痛みや辛さを抱え込み限界まで隠してしまいます。症状が出てしまった時には病気が進行していることも多いのです。それらを早期発見、早期治療の実現が病気から猫ちゃんを守る第一歩です。

     

    当院では定期的な健康診断をおすすめ致します。日頃のケア、過ごし方のアドバイスなど幅広くトータルに猫ちゃんと飼い主さまのより良い関係作りに貢献していきたいと考えております。お気軽にご来院のうえ、ご相談ください。

     

     

    ◇ 猫ちゃんの健康診断

    近年、生活環境・食事の改善、医療技術の進歩、飼い主様の意識の向上などにより、ネコちゃんの平均寿命は年々伸びてきました。そのため、老齢性疾患も増加の傾向にあります。
    人間の数倍の早さで歳を重ねてゆくネコちゃんの健康維持のために、1年に1回の定期的な健康診断が何より大切です。高齢の場合は半年に1回行った方がよいでしょう。

     

    15歳以上の猫ちゃんにおいては30%以上が慢性腎臓病(慢性腎不全)であるという報告もあります。慢性腎不全の症状は元気や食欲がなくなったり、おしっこが多くなったり少なくなったり、、、でもこの病気の怖い所はこの症状がでてくるのが、腎臓がかなり壊されてからという所です。一見健康に見えても目に見えない所で病気が進行しているのです。そして一度壊された腎臓は再生することはありません。この生きるために不可欠な腎臓などそれをできるだけ良い状態を保つためにはどうすればいいのでしょうか?

     

    それは「早期発見」、これに尽きます。 すべての病気で大事なことですが、慢性腎不全では早期発見がなにより大切です。早期に発見し、食事の切り替えなどを早期に行うことで慢性腎不全の進行を遅らせることが可能です。

     

    定期健診は病気の早期発見、早期治療の助けとなり、継続して検査を受けていくことで、経時的な変化の観察ができ、より小さな変化も発見しやすくなります。

     

     

    ◇ 猫ちゃんの避妊・去勢

    近年、避妊・去勢手術を受けるネコちゃんが多くなってきていますが、受けさせるか迷っているという相談も多く寄せられます。>> 避妊・去勢の詳細はこちら

     

    ◇ネコちゃんのワクチン

    ネコちゃんは外にでるとエイズ、白血病など怖い伝染病がたくさんあります。事前に予防することで恐ろしい伝染病から愛猫を守ってあげましょう。
    ネコちゃんのワクチンには3種・5種の混合ワクチンとネコエイズワクチンがあります。
    5種ワクチンを接種する際にはネコ白血病ウイルスの血液検査を行い、すでに感染がないかを確かめてから接種を行います。>> 猫ちゃんのワクチンの詳細はこちら

     

    ◇猫ちゃんのフィラリア予防

    わんちゃんではよく知られているフィラリア症。
    実は猫ちゃんにも感染することをご存知ですか?

     

    猫ちゃんのフィラリア症は、わんちゃんより重篤な症状や、突然死を招くこともある恐ろしい病気です。今まで猫ちゃんのフィラリア症に対してあまり関心が向けられていませんでした。猫ちゃんは蚊に吸血される機会が少ないという思い込みや、猫ちゃんでは肺や心臓でフィラリアが成虫まで発育せず、わんちゃんのような病気になることがほとんどないという考えが影響しているのかもしれません。

    また猫ちゃんのフィラリア症は、ほかの病気の症状と似ていたり、確定診断が難しいため、見逃されているケースが多いと考えられています。フィラリア症は飼い主さんがきちんと予防すれば確実に防げる病気ですので、大切な愛猫を守るために正しい知識を学んでいきましょう。

    猫ちゃんにフィラリアが感染するとわんちゃん同様に心臓や肺動脈に寄生したフィラリア成虫が心臓病を引き起こすだけでなく、猫ちゃんの場合フィラリア成虫だけでなく、血管内で死滅した幼虫が呼吸器に悪影響をもたらすことがあります。症状としては発症すると呼吸困難嘔吐食欲不振体重減少などの症状がみられます。悪化するとまれに突然死を招きます。

    予防としては、毎月一回予防薬を投与するのが安全で確実な方法です。フィラリア幼虫が猫の血管内に侵入するのを防ぎます。内服薬を飲ませにくい子には、背中に垂らすスポットタイプの予防薬もあります。